こんばんは。
愛羅です。
4月12日くらい。
ブラックデーの意味を知りました。
そこからの発生ネタ小話をさきほど書き上げたのでここで、、、
いずれ個人サイトにアップします。
…てか何故かギアス…
しかもめちゃ短くなるはずだったのに??
あ、もし時間なかったら無料配布の小話、エルじゃなくてコレになるかも…、、、
ギアス大丈夫な方はこのまま読んでやってください。
↓
「ゼロ、お前も食うか?」
部屋に入ってきたばかりのゼロにそう言ったのは玉城だった。
「は?」
突然のことに意味が分からずそう言葉を発して彼らを見る。
彼らは何かを食べていた。
黒い物体。
黒く光るソレは、麺だ。
黒い麺。
得体の知れないその食べ物。
気味が悪くて食べる気がしない。
「…いや、私はいらない」
「何言ってんだよ。お前も食べてあの嫌な日を忘れようぜ!!」
「嫌な日?」
何だ?
そんな日があったか?
確かに今はブリタニアとの戦争中で、仲間が亡くなった日は嫌な日かもしれないが、あの黒い物体を食
べる意味も分からん。
「中華連邦の人から聞いたんだよ」
扇が言う。
「今日は慰め合う日だってな!」
扇の言葉の後に、玉城が言う。
慰め合う日。
そんな日があったのか!?
だが、何故今日なんだ?
何か意味があるのだろうか。
頭の中では疑問ばかりが浮かび、思考の渦に巻き込まれているゼロに周りは気づいていないのか、ゼロ
が座るスペースを作り、促している。
しかしいつまでたっても立ったままの彼に、痺れをきらしたのか玉城がゼロを引っ張る。
「ほぇあ!?」
それに驚き、素っ頓狂な声を上げながらも、抗うことは出来ないゼロ。
そんなゼロをあいたスペースに座らせた。
「ほら、食べろ」
そう言って渡されたのは先ほど眼にしたあの黒い食べ物。
これを食べろというのか!?
というか、仮面を外せないと食べられないが?
外せということか!?
もしや、これは俺の正体を暴くための作戦!!??
ゼロは内心パニックになりながらここから回避する方法を考えた。
しかし良い案は思い浮かばない。
そうして更に焦ってくる。
どうすれば!?
どうすれば!?
イレギュラーに弱い彼は頭の中は混乱状態。
体は石のように固まっていた。
「どうしたんだ?」
いつまでたっても動かないゼロに周りが気にしだした。
「…嫌な日というのはいつのことだ?」
自分に向けられる視線に、何か言わなければと焦ったゼロは、この際だと、気になっていた一番の疑問
を聞いた。
それに、他の者が知っているのに、自分が知らないというのも気にくわない。
知識を貪欲なまでに求めるゼロ。
自分が分からないことはとことん突き詰める。
「なに言ってんだ? あの日だよ、あの日!!」
あの日?
「バレンタインだよ! バレンタイン!!」
バレンタインデー。
それは女性が思いを寄せる男性にチョコレートとともに告白する日。
嫌な日=バレンタイン。
そうか!
そうだったのか!
「そうだな。あの日は本当に最悪の一日だった」
ゼロは思わずため息を零しながらそう言った。
それは周りにいるものが驚くほど感情が表れていた。
「そうか、ゼロも…」
「そうだよな…」
ゼロが勘違いをしたまま答えた等全く気づかず、彼らもまたゼロの言葉に間違った答えを出した。
「あんなに最悪で、恐ろしい日はない!!」
ゼロはそう断言した。
周りと自分の考えが食い違っているのに全く気づいていない。
しかし周りは何かが違うと気づき始めた。
ゼロが言う最悪の一日と自分たちの言うその日がどうしてもイコールで結ばない。
それというのも、ゼロがその日のことを“恐ろしい日”と言ったからだ。
確かに負け組みの人間にとっては最悪な日といえる。
が、恐ろしいとまで言われる日だろうか?
しかも、テロリストのリーダーが震えながら断定するくらいに。
ゼロが言っているモノと自分たちが考えているモノは違うのでは?
「ゼロ、バレンタインって知ってる?」
そんな中一人の団員が勇気を持ってゼロに問いかけた。
「知っているとも!!」
そう言って、大げさなまでな振る舞いをする。
「女性が想いを寄せる異性にチョコレートを渡して告白する日だ」
そう。
分かってるんだ。
じゃあ何故ここまで話しが食い違う?
本当にゼロはそのバレンタインがそんなに恐ろしい日だと思っているのだろうか?
その場にいた男達は考えた。
しかし考えても答えが出るわけではない。
そんな中、短気な玉城がキレた。
「あー!! なんなんだよ!」
「どうした玉城?」
そんな玉城にゼロは冷静に答える。
「お前黒の騎士団のリーダーだろ! バレンタインなんか恐れてるようじゃダメだろ!!」
「アレを恐れなくて何を恐れる!?」
え!?
そこまで言うくらいに恐れるモノ?
ゼロ、一体バレンタインに何があったんだ?
皆の心には疑問でいっぱいになった。
そんな周りなど気にせず、ゼロは続ける。
「たくさんの女共に鬼気迫る表情で追いかけられてみろ! しかも何故か男まで追いかけてくるし。本当
、最悪な一日だった。思い出したくもない…」
「「「「「……………」」」」」
それって…
「「「「「えぇー!!!???」」」」」
その場にいた全員が声を揃えて絶叫した。
「? 何だ?」
ゼロだけは分かっていないようで憮然とした声で聞く。
「い、いや…」
「ゼロ、モテるんだな」
「けっ」
「羨ましい…」
反応は様々。
しかしどの顔も本心は羨んでいるよう。
何だ?
ゼロは意味がわからなかった。
どうして自分が羨まれるのか。
そうして考えていると、唐突に団員の誰かが言った。
藤堂至上主義の四聖剣の一人、朝比奈省吾だ。
「あー…ゼロ知らないんだ」
何か自分が知らないことを知っている。
しかしその言い方が癪に障る。
なんか馬鹿にされたようで悔しいが、本当に分からないのだからしょうがない。
「教えろ」
命令口調でゼロは言った。
「今日はね~…」
「………すまない…」
朝比奈の話しを聞き、ゼロは謝った。
あの“ゼロ”がである。
それに動揺しつつ扇は答えた。
「あ、ああ」
「それにしても、そんな日があるなんてな…」
よほど驚いたのかゼロは思案気に呟いた。
他の全員はそんなゼロに驚きを隠せなかった。
ゼロはバレンタインを恐れるほどの人数の人に追いかけられた。
つまりとてもモテる。
ということは、もしかしたら仮面の中の容姿は、とてつもなく整っているのではないか?
仮面の下がどんななのか。
再び好奇心が湧き上がる。
しかし教えてくれない。
想像だけが膨らんでいく。
もやもやとした考えだけが辺りに広がっていった。
今日は4月14日。
所謂ブラックデー。
バレンタインの日に一つもチョコをもらえなかった男達が、イカ墨スパゲティを食べながら慰め合う。
そんな日…。
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